安倍首相が20年に新憲法施工と発言。改憲理由は?9条改正内容は?

今日、5月3日は憲法記念日の日。

GWの最中で、特に「憲法記念日」という事に関心を持たない人もいるかもしれませんが、「憲法」とは私達日本人にとって当然ですが、非常に大事なもので「国の在り方」そのものです。

さて、今日この憲法記念日に、あちらこちらで集会があったようですが、その一つ、憲法改正を目指す有識者らでつくる「民間憲法臨調」(櫻井よしこ代表)や、日本会議が主導する美しい日本の憲法をつくる国民の会などが開催した集会で、安倍首相が憲法改正に意欲を見せたようです。

安倍首相が2020年に新憲法を施工と発言。

安倍首相は、この集会にビデオメッセージを送り、その中で2020年の東京オリンピック・パラリンピックが開催される時に、新憲法を施工したいと発言!

私は、かねがね、半世紀ぶりに夏季のオリンピック、パラリンピックが開催される2020年を、未来を見据えながら日本が新しく生まれ変わる大きなきっかけにすべきだと申し上げてきました。かつて、1964年の東京五輪を目指して、日本は大きく生まれ変わりました。その際に得た自信が、その後、先進国へと急成長を遂げる原動力となりました。

2020年もまた、日本人共通の大きな目標となっています。新しく生まれ変わった日本が、しっかりと動き出す年、2020年を新しい憲法が施行される年にしたいと強く願っています。私は、こうした形で国の未来を切り拓いていきたいと考えています。

※ 安倍首相のビデオメッセージより一部抜粋(朝日新聞)。

さて、皆さんはどう思われますか?

私は、憲法を改正するべきだと思います。なんなら、1から日本人の手で作る事だって良い事だと思いますが。。。

それに、一度も憲法を改正しない国はないですし、現代にそぐわない部分も多々あります。

憲法を改正する理由は?

憲法改正に反対の方も多くいますが、改憲の声も有ります。

では、「何故、いま憲法を改正する必要があるのか?」ですが、その理由について以下の3つを安倍首相はインタビューで以前語っています。

  • 戦後すぐ、占領下でGHQによりたったの8日で作られた憲法である事。
  • 憲法ができて60年以上経っている(インタビュー当時)ため、現代にそぐわない条項があり、新しい価値も生まれている中、21世紀に相応しい憲法を作るべき。
  • 「憲法」というのは私達日本人のための憲法であるため、自分達自身で変えていく(作っていく)事が必要。この精神が大切。

確かに、今の日本国憲法は戦後すぐGHQにより、たったの8日間で作られ、しかもその時のスタッフ全員が憲法専門家は一人もいない素人集団。(ロースクルール出身者は居ました)また、メンバーの多くは社会民主主義思想だったり、最近の研究によると、共産主義者もいたようです。。。

日本の文化・歴史に精通した人も居ない状態で、日本に対する誤解と偏見に満ちたものが憲法作成の基礎にあったようです。

ただ、当事者たちも非常に困惑したらしいです。

何故なら、自分達が憲法に関して素人だという事、たったの8日間で作らなくてはいけない事に加え、最も重要な事は「ハーグ条約」違反だからです。

本当に違反だらけ。。。なんのための「ハーグ条約」なんだ?と思います。

占領者は占領地の現行法律を尊重すべし。(ハーグ条約より)

それから、「何故、あと8日後までに憲法草案を作らなければならなかったのか?」ですが、メンバーが、それについてGHQ民政局局長のコートニー・ホイットニー准将に訊ねたところ、その答えはなんと。。。

「2月12日はリンカーン大統領の誕生日。それに合わせて作るように。」

だったそうです。

また「憲法改正」と言うと、よく「9条」だけににスポットが当てられますが、それだけではなく、環境問題やプライバシーなどの問題について、70年前には無かった価値観があるので、一度全てを見直した方がいいのでは?と言う事ですね。

確かに、一度も憲法を改正してない国は日本だけで、それは海外から見ればありえないようです。

真剣に議論する必要があると私も思います。しかも「建設的に」です。

憲法第9条は、憲法改正でどのような内容になる?

この「憲法第9条」が、一番の注目を浴びる条項である事は確かですね。

今回、安倍首相は、憲法改正について特に「憲法第9条」について触れています。

まずは今日のビデオメッセージで安倍首相の発言をチェック!

例えば、憲法9条です。今日、災害救助を含め、命がけで24時間、365日、領土、領海、領空、日本人の命を守り抜く。その任務を果たしている自衛隊の姿に対して、国民の信頼は9割を超えています。しかし、多くの憲法学者や政党の中には、自衛隊を違憲とする議論が、いまなお存在しています。「自衛隊は、違憲かもしれないけれども、何かあれば命を張って守ってくれ」というのは、あまりにも無責任です。

私は、少なくとも私たちの世代のうちに、自衛隊の存在を憲法上にしっかりと位置付け、「自衛隊が違憲かもしれない」などの議論が生まれる余地をなくすべきであると考えます。

もちろん、9条の平和主義の理念については、未来に向けてしっかりと、堅持していかなければなりません。そこで、「9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」という考え方、これは国民的な議論に値するのだろうと思います。

 安倍首相のビデオメッセージより一部抜粋(朝日新聞)。

大事なのは「平和憲法なんだから絶対に改正してはいけない!」と言う方が居ますけれど、憲法を改正しても「第1項と第2項は残す」と安倍首相は名言しているところです。

その上で、「自衛隊」と言う存在を「国を災害からも、他国に攻められた時も守り抜く存在」として、憲法に明記すると発言しています。

では、「現行日本国憲法」「自民党の日本国憲法改正案」「憲法第9条」の「第1項」と「第2項」についてチェックしてみましょう! (一部です)

※「黄色い枠が自民党の日本国憲法改正草案」です。

【現在の日本国憲法】

第二章 戦争の放棄 

第二章(平和主義)

第九条 (一項)
   日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる
   戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、
   永久にこれを放棄する。

第九条 (一項)

   日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動として
   の戦争を放棄し、武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段
   しては用いない。

   (二項)
   前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
   国の交戦権は、これを認めない。

 (二項)

   前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない。

いかがでしょうか?

ちなみに、「国際紛争を解決するための戦争」とは侵略戦争を意味していて、「自衛戦争」は含まれないと言うのが世界の共通認識のようで、日本を含め、63ヵ国が加盟しているようです。

実は「現行日本国憲法」にも有る「2項」の「前項の目的を達するため」と言う文言が非常に大きなポイントです。

この文言が無ければ、全ての戦力は一切保持してはならない事になり、自衛のための戦力すら持てなくなるため、当時、衆議院憲法改正案小委員会委員長であった芦田均委員長によって提示され、後に昭和32年、「修正の辞句を入れたのは、侵略戦争のための戦力を保持しないと言う限定的なものにするためだった」と証言しているようです。(通称、芦田修正)

要するに、この文言が入った事により「2項」では、侵略戦争のための戦力は持たないが、「自衛のための戦力や軍隊は保持可能」と言う事です。

この文言が無ければ「第1項」で、「戦力を永久に放棄する」とあり、「第2項」でも「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」となっていて、GHQから押し付けられた憲法では、他国から攻められた時に、日本は自国では何も出来なかったのですよ。。。

ですが、この文言が入っても常に解釈が曖昧と言う事で、これを自民党の「憲法改正草案」は回避ました。

上記の自民党の改正案では、

  • 「第1項」は残し、国が他国を侵略したいと思って侵略戦争をする事や、その解決方法としての戦力は用いない事を今まで通り、明確にしています。
  • 「第2項」も残していますが、そもそも「芦田修正」によって自衛のための戦力を行使する事が可能であるにも関わらず、解釈が曖昧だったものを、「前項である第1項を守るための戦力は行使しないが、自国を守るためなら行使可能」と曖昧さを回避しました。
    そのため、「第1項」で「永久にこれを放棄する」の文言は無くなりました。

更に、ここでざっくりですが、その他「新設」された事を含めて再度、憲法第9条について自民党の憲法改正草案内容をまとめてみました。

  • 憲法第9条の第1項と第2項は残す。
  • 自衛隊について明記し、「国防軍」とする。
  • 「集団的自衛権」の行使を限定的に認める。
  • 「領土の保全・資源の確保」を明記する。

「集団的自衛権」について、マスコミなどが「他国を防衛するために武力行使をする権利」として、色々と反対論を述べてますが、この「集団的自衛権」は、日本の防衛と連動していることを忘れてはいけないと思います。

また、「集団的自衛権」は、要請がなければ行使はできないですし、行使する場合は、その範囲を自由に決定できる権利です。

そこで、安倍内閣は閣議決定を経て、「日本を守るための武力行使」について、新たに「3要件」発表しています。

  1. わが国に対する武力攻撃、又はわが国と密接な関係にある他国への武力攻撃でわが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること。
  2. これを排除し、わが国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段が無いこと。
  3. 必要最小限の実力行使にとどまること。

よーく読んでください。

「集団的自衛権」について、日本と密接な関係にある他国に対する攻撃であっても、それによって日本の存立が脅かされ、国民の諸権利が根底から覆されるような明白な危険があり、また国民を守るためにその他に適当に手段が無いとあり、限定的な武力行使だけです。

これでも結局、マスコミなんかは「他国の戦争のために日本が戦争に参加する事になる!」「憲法9条に違反している」と反対してますよね?

これ、実は非常に間違った解釈のようですよ。

「現在日本国憲法」の「前文」にある「自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」や、「第9条一項」の「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」と言う文言に抵触しないのです。

それに、「日本は同盟国に守ってもらうけれど、日本は同盟国を守らないよ!」と言う現状は国際上、本当は有り得ないですよね?

ある元自衛官が以前、TVで話していた事が印象的でした。
「自分達はどう考えたって軍人だけど、自分達を他国の軍が守っていて情けない」と。

自衛隊が派遣された国で、確かオランダ軍が亡くなってるはずです。。。

私も当然、どんな状況でも本当は戦争はしたくありません! 

ですが、やはり現在の国際社会に於いて、そして同盟国を結んでいる以上、「他国への武力攻撃が日本の国家存亡の危機」にある場合は、集団的自衛権の行使は仕方が無いのでは無いでしょうか?

また、常日頃「人権だ!」「平和が!」と言っている方に聞いてみたいのですが、日本を守るために、アメリカ人の血を流す事は平気なのですか?

アメリカ軍の兵隊さんにも家族が居ます。 にも関わらず、日本は自分達の国を守るために何もせず、アメリカ軍などにお願いする。。。 彼らの人権は?

普段は「アメリカ軍は出て行け!」と言ってますが、集団的自衛権の話になると、「アメリカは日本を守るのか?」と国会で質問している野党議員。。。

アメリカ軍が不要なら、日本を守るために自衛隊を「国防軍」として、例えば沖縄に置くならわかりますが、こちらも反対論を述べる方も居ますね。。。

自衛の戦力の行使についても、今回の北朝鮮問題、また尖閣諸島、竹島問題をみて解るように、日本に自衛隊があっても、何もしないのを知っている国は、ジワジワと日本の領海、領空に入って来たりしてますよね?

北朝鮮に至っては、ミサイルを威嚇であろうが何であろうが、発射しています。
日本は、これらの事について何も出来ないのですよ! いえ、何もしない方がこの反対論者達はいいのでしょうか?

以前、中国軍から航空自衛隊が攻撃動作「lock-on」された事が話題になりました。
これは戦闘行為です!

よく、「政府は何をしているのか!」と言う方がいますが、「自衛のためなら戦力を行使できる」と国会で議論しても、憲法改正反対や、憲法9条の解釈を「一切の戦力行使のNG」としている反対派議員がいるために何も出来ない現実を知る必要があります。

また、「今の日本国憲法は他の国には無い平和憲法で、第9条にノーベル賞を!」と言う団体が居ますが、世界で憲法9条のような戦争放棄・侵略戦争・武力行使の禁止など「平和主義的条項」を一項でも揚げた憲法は188ヵ国中、158ヵ国もありますけど。。。

とにかく、「日本国憲法」についてじっくり調べ、考える必要は有りますよ。
そして、「森友問題などで自民党が叩かれている今、何故、安倍首相はこの発言をする必要があったのか?」を自分の頭で考える必要があります。

ただ。。。第3項など加憲なのが気になります。

この現行日本国憲法の「前文」にはアメリカ合衆国憲法やリンカーンの演説とかが混ざっていますし、私はそもそも、きちんと1から作る派ですけどね。。。

とにかく、ただ「反対!」と言う事ではなく、大きな建設的な議論を望みます。

さて最後に、今日も大きく深呼吸してリラックスを!

※ Top画像&記事中画像は朝日新聞より。

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