中央日報によると、アメリカ、ニューヨークの中心であるタイムズスクエア広場に「軍艦島の真実」を伝えると言う目的の広告が既に掲載されているようです。
本気で7月26日の公開を皮切りに、アメリカなど13ヶ国で上映される映画「軍艦島」をキッカケに、日本にダメージを与えるつもりです。
英語タイトルは「The Battleship Island」
韓国の目的は、「世界に日本がいかに残酷だったかと言う印象を与え、あわよくばまた補償をお願いしたい」と言ったところでしょう。
1日約1000回、合計約7000回も集中的に上映される!
この広告の件は、徐敬徳(ソ・ギョンドク)誠信(ソンシン)女子大教授が、7月3日(現地時間)、自身のSNSに次のように記事を投稿した事で明らかになりました。
タイムズスクエアで最も大きな電光掲示板で『軍艦島の真実』の広告が始まった
しかも、今回の広告はタイムズスクエア内の3つの電光掲示板を活用した世界で最も大きな電光掲示板を使い、9日までの一週間一日約1000回、合計約7000回が集中的に上映されるとのこと。
非常にインパクトが強いと思います。
アメリカ人はどう感じるのでしょうか。。。
広告で「何を」訴えたいのか?
広告で一番訴えたいことは、次の内容です。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産に登録された日本の軍艦島は強制徴用が起きた場所である。
そして、120人余りの犠牲者が発生した「地獄島」だったという歴史的事実を強調したい。
まずは「軍艦島」が世界遺産登録された経緯を。。。
まず、2017年7月5日、丁度2年前「明治日本の産業革命遺産」として、「端島(通称 軍艦島)」は、世界文化遺産に登録されました。
登録された構成資産は、この「端島 (通称 軍艦島)」を含む、岩手県から鹿児島県にまたがる8県に点在する幕末の1850年代から明治末期の1910年までの23の施設です。
ただ、この世界遺産登録までには色々な事が土壇場で起こりニュースとなったので記憶に新しいと思います。
元々、この「端島(通称 軍艦島)」を世界遺産に登録するにあたり、「朝鮮人もそこで働いた」と言う事実を認めるようにと日本側に韓国は要求してきたのですが、その事自体は事実であるので日本もその要求をのみ、妥協点を見出し登録へ向けてお互いの合意を取り付けていたのです。
が、突然、韓国が次のようにクレームをつけてきたのです。
「端島(通称 軍艦島)」が世界遺産に登録決定後に、自分達韓国代表は、「強制労働」と言う厳しい意見を述べる予定。
慰安婦問題と同じですね。。。直前になって、妥協し合意していたのに意見を変える。
日本は一旦次のように韓国側を牽制しました。
まず、今回世界遺産登録に申請している時代は「幕末の1850年代〜1910年まで」であり、韓国が主張する時代と合致しない。
でも、結局、佐藤 地(くに)ユネスコ大使が次のような殆ど韓国側の意に沿うような内容のスピーチを行ったのです。
Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions
(多くの朝鮮半島の出身者などが、その意思に反して連れて来られ、厳しい環境の下で働かされた)
外務省などは、当初、韓国代表側が求めていた「forced labor」と言う表現よりは、「forced to work」の方が、少しは和らいだ文言となり、心配しているような「強制的に働かされた」と言う意味にはならないと言っていますが、全くズレています!
この二つの意味は同じ意味ですよ。
◆「forced to work」・・・強制労働・囚人労働
◆「forced labor」・・・働く事を強いられる。強制的に働かせられる。
そして、更にスピーチには次のような事が語られていました。
この犠牲者のことを忘れないようにする情報センターの設置など、適切な措置を取る用意がある。
そんな事より「法に則り、日本人も徴用されており、共に働いた」給料も貰っていて「奴隷」では無い! としっかり伝えれば良かったですし、こんなケチが付くなら「世界遺産登録」そのものを辞めればいいだけです。
なぜ、突然「軍艦島」を今騒ぎ始めたのか?
徐教授の言い分は次のようなものです。
2年前の7月5日、日本政府は軍艦島をユネスコ世界遺産に登録した際、強制徴用の事実を伝える情報センターを建設すると約束したが、今まで何の措置も取られていない。
そのため、「世界の人々に日本の歴史わい曲を広く伝えたかった」
軍艦島を所有している三菱も強制労働をさせた米国人捕虜および中国人労働者には謝罪して責任を認めたが、朝鮮人に対しては謝罪および補償がない状況だ。
なるほど、約束した「情報センター」が無い事に腹を立てているのですね。
でもどうでしょうか?
「情報センター」を設置しても、今度はそれを根拠に「補償」を結局求めてきますよ。
現に「謝罪、補償がない」と訴えていますし。
そう、世界遺産登録時の韓国の要求を全てクリアしても「認めているなら、補償してね」と詰め寄ってくるでしょうね。
そして、世界に嘘の発信をする手を弛めることは無いでしょう。
つまり、クリアしてもしなくても手の平返しはあったという事です。
今回の広告はどこがバックアップしているの?
実は、「ストーリーファンディング」と言うクラウドファンディングを通じて、この徐教授の意志に共感したネットユーザー6000人が支援したのです。
そして、映画「軍艦島」のチームも応援し、2億ウォン(約1966万円)の集金に一役買ったそうです。
最近、慰安婦像もなぜか「平和の像」としてアメリカに設置されまし、文在寅大統領も「慰安婦問題」についての「日韓合意」を見直すなど発言しています。
アメリカの反応、世界の反応はどのようなものになるでしょうか?
とにかく日本政府は映画「軍艦島」について、本気で対応しないとダメです!
さて、今回の記事はいかがでしたか?
※ Top画像は中央日報より。