あの元サッカー日本代表の本田圭佑選手がまたやりましたね。
そう、前代未聞の事を。彼らしいです。
彼はオーストラリアのメルボルン・ヴィクトリーに加入し現役を続行しながら、サッカーカンボジア代表の監督になるわけですから。
しかし、なぜ彼にオファーがあったのでしょうか?
そしてこれから現役のサッカー選手として、そして監督としてどのように両立するのでしょうか?
なぜ本田圭佑選手がカンボジア代表の監督に?
記事を読む限り、どうやらカンボジアサッカー連盟から「依頼があった」のではなく、記者会見で本人が応えているように「現役を続けながらカンボジア代表監督をやることは可能か」と本田圭佑選手自らカンボジアサッカー連盟に質問したところ“本気で言っているならオファーをする”と応えが返ってきたことで実現されたようです。
現役のサッカー選手にどこのチームも「監督をお願いします」なんて依頼しないでしょうから、「きっかけ」は本田圭佑選手自ら作ったのでしょうね。
本田圭佑選手とカンボジアサッカーとの繋がりは以前からあった。
実はカンボジアの一部リーグ「ソルティーロ・アンコールFC」は、本田圭佑選手が出資し、実質オーナーらしいです。
知らなかった。。。
また、カンボジアには本田選手のプロデュースするサッカースクールがあり、カンボジア国内でも本田圭佑選手はとても人気があるようですね。
でも指導ライセンス持ってないよね?
記事に「『実質』監督としてゼネラル・マネージャー」という文字が踊っているのには訳があるのでしょう。
そう、本田圭佑選手選手は「指導ライセンス」は持っていません。
そのため「登録上」は「監督」としてフェリックス・アウグスティン・ゴンザレス・ダルマス氏がなっています。
このフェリックス・アウグスティン・ゴンザレス・ダルマス氏はアルゼンチンのサッカー選手だった方。
現役選手なのにどうやって監督を務めるの?
今の時代、インターネットが発達してますから、その答えはズバリ「テレビ電話」などの会議に週に2、3回参加する事でチームの現状を把握できるとの事。
また彼の事ですから、そうは言っても実際に現場にも行き「雰囲気」を肌で感じ、しっかりとした指揮をするでしょうね。
練習メニュー、練習の様子などを動画でチェックする事もできますしね。
本田圭佑選手が語った今後の目標
- 1つ目は、「カンボジアのサッカースタイル」を確立する事。
- 2つ目は、「文化、世界遺産、農業、特にカンボジア人の真面目なところ」を世界にアピールしたい。
サッカー人として、企業家として既に自分の道を歩んでいる本田圭佑選手ですから、この2つの目標には納得します。
ただ、願わくば特に2つ目ですが、カンボジアに企業や様々な人が行って、日本のように景観が汚くなり、のんびりとしたカンボジアの雰囲気もなくなり、富めるものと、そうでないものとの格差を広げて欲しくないな。。。と。
価値観が「西洋風」になる事だけは避けていただきたい。。。
これは本田圭佑選手がいけないわけではなく、日本を含め海外の企業家が「ここがこれか成長する国」と目をつけては進出して行って、良かれと思って「意味もなく近代化」するという事で、進出する側のモラルですね。
ほんと、どこもかしこも「西洋風」になって文化・伝統を継ぐ人間いなくなり、生活水準は上がっても何十年したら、もう「良き、古きカンボジア」が無くなる。。。
今の日本みたいに。
そうなって欲しくないと思いますね。
それには日本みたいに「アメリカが、ヨーロッパが言っているから」とならずに、カンボジアの人々が自分達にあったものを、見極めて取り入れて行って欲しいと思います。
余計なお世話だけど。。。
カンボジアサッカーのこれからは? 伸びる?
もちろん伸びるでしょう!
伸びしろいっぱい!可能性いっぱい!です。
FIFA世界ランキング166位。
FIFAW杯の出場はありません。
しかし、本田圭佑選手の指導の元、そしてカンボジア人の真面目な気質がマッチすればどんどんと成績は上がるでしょう。
もちろん、地道な努力が必要ですぐに結果が現れる簡単なものではありませんが、契約期間の2年で「意識改革」は間違いなく起こると思います。
サッカーカンボジア連盟
1933年に設立された。国際サッカー連盟には1953年に、アジアサッカー連盟には1957年に加入。また、ASEANサッカー連盟には1998年に加盟している。
ホームスタジアムは首都、プノンペンにあるプノンペン・オリンピックスタジアム。アジアサッカー連盟およびASEANサッカー連盟所属。
頑張ってください!
※ Top画像は「Goal.com」より。