中国の民主化運動家でノーベル平和賞受賞者の劉暁波(リュウギョウハ)氏が2017年7月13日に死去しました。
劉暁波氏の告別式には妻の劉霞さんや劉氏の兄弟や親族が参列したと瀋陽市当局は15日に記者会見を開き、記者団に発表。
発表によると、劉氏の遺体は火葬され、遺骨と遺灰は劉霞さんに渡されているようです。
中国当局は海葬を求めているのはなぜ? お墓はどこに?
中国当局はどうやら、火葬をしたあとは「海葬」を行うように劉霞さんや親族に求めたいたようです。
その理由ですが。。。やはり、「民主化の主導者」であった劉暁波氏の「遺骨」や「遺灰」が眠る場所、所謂「お墓」を造らせないようにでしょう。
海外から劉暁波氏に対する中国の対応はとにかく人道上許せないと避難轟々です。
そのため、もしお墓があった場合にはその場所が「神格化」「聖地化」されるのが最も中国にとっては警戒するべき問題。
そのため「海葬」で遺灰、遺骨を海に撒く事で「お墓」を造らせずに済むと思って居るのでしょう。
どこまで非道なのか。。。
産経新聞によると。。。
劉霞さんら親族は、遺体を冷凍して長期間保存することを希望していたとの情報もある。
産経新聞ニュース
とにかく、このような事情からお墓というものは造られないかもしれません。。。
現在、劉霞さんはどこに居るか不明。記者会見に現れる?
記者会見を親族が開く予定との事ですが、まだ誰が記者会見に臨むのか不明との事。
また、劉霞さんは現在、どこに居るのか不明だそうです。
劉霞さんは鬱病を発症しているようですね。。。。
知り合いや、人道支援団体を通じて出国するのかもしれません。
しかし、その気力はあるのでしょうか?
一時は、彼女自身がそれを望んでいたようですが。。。
夫の劉暁波氏亡き今、彼女は何を思うのか。。。
※ 動画はBBC NewsJapanより。
こんなにも穏やかで本当に中国の国民の自由を考え、行動した方。。。
どんなにノーベル平和賞というものがあっても、世界中でデモ行進しても、非難の声をあげても「独裁国家」には響かない。。。切ないです。
彼の遺志を受け継ぐ新しいリーダーが出てくるのでしょうか?
それにしても憔悴しきった劉暁波氏の妻、劉霞さんが心配です。
カダフィ、フセイン、チャウセスク、その他、独裁者の末路というものがありますが、中国はもっと頭脳戦で世界の覇権を狙っています。
なかなか、この独裁国家は倒れないのかもしれません。。。
しかし、希望が「0」では無いと思います。
綺麗事では出来ないけれど、自由を求めて世界に散った中国人達が束になり、叡智を絞って中国を真の民主国家にするよう行動する必要があると思いますが。。。
時間がかかっても。。。
※ Top画像は産経ニュースより。