クランベリーズのドロレス急死。原因は双極性障害と関係あるのか?

信じられない。。。突然の悲しいニュース。

アイルランドの人気ロックバンド「クランベリーズ(The Cranberries)」のボーカル、ドロレス・オリオーダン(Dolores O’Riordan)(46)が15日、イギリスのロンドンのホテルで急死したとの事。

正式に、ドロレス・オリオーダンさんの広報担当者が発表したようです。

レコーディングのためにロンドンに滞在していた。。。

広報担当者の声明によると、ドロレス・オリオーダンはレコーディングのためロンドンに滞在していたようです。

それなのになぜ?

ロンドン警視庁によると現地時間の1月15日午前9時5分(日本時間午後6時5分)にロンドン中心部パークレーンのホテルに急行した警官らが「突然死に対応」していると説明し、当初は死亡したのは「40代半ばの女性」だとして、ドロレス・オリオーダンという事は発表されてなかったようですね。

家族は打ちのめされている。

家族は急死の知らせを受けて、「打ちのめされている」と声明を出したけれど、それ以上の事は発表されていない模様。

当たり前ですね。

カナダに移住し、3人のお子さんがいるようですが今度の悲しい報せをどう受け止めているのか。。。

アイルランド大統領の哀悼の意を表明。

アイルランドを代表するミュージシャンだった事がよくわかる。。。

双極性障害と診断されていた。それが原因?

調べてみると、2014年に、ニューヨーク発アイルランド行きの旅客機内で騒ぎを起こし(警官3人と乗務員に対して暴行した)、有罪になった事があったようです。

そして、その直後に「双極性障害」と診断されたとか。

この事が原因かどうかは声明も出てませんし、わかりませんが「双極性障害」は本当に本人はしんどかったと思います。

知り合いにもいるのでよくわかります。
治っても再発はwikipediaによると再発は90%だそうです。

軽々しくは言えなけれど、「躁」の状態と「鬱」の状態の両方を持ち合わせるので、あまりも気分の起伏が激しく、そして自分でもコントロールできないため、本当に本当に辛い病気。

知り合いも「躁」の時は本当に活動的で、夜中になっても頭が冴えてよく電話かかってきた。。。とにかく元気いいのですよ。

でも、その後は「鬱」になり、その落差が激しく、辛そうだった。自覚があるから辛い(知人の場合)。。。どうしようも出来ないのよね。。。

絶対ではないけれど、「鬱」だけなど、どちらか一方という事ではないので非常に回復には時間がかかるし、本人は気持ちのコントロールが出来ない。

もしかしたら。。。自分で命を絶ったのかな。。。

レコーディングをして、またドロドロとした音楽業界に足を踏み入れて理想と現実でどうにもならなくなったのかな。。。

「売れる」「売れない」の音楽業界。

必要以上に「アイルランドのスター」としての役割をまた感じてしまったのかな。。。

勝手に「双極性障害」が原因、また自ら命を絶ったと想像して、こうしてブログを書くのは「先入観」があり、良くないのかもしれないけれど。。。

でも、ドロレス・オリオーダンがセンシティブというのは、色々なインタビューでわかるので、なんとなくそんな気がする。

いや、もしかしたらミスで治療の薬を服用する時に多く服用してしまっただけかもしれない。

それでも悲しい。。。

それから、クランベリーズは昨年、最新アルバム「Something Else」をリリースして、コンサートを企画していたのに、14公演を中止していたそう。

理由はドロレス・オリオーダンの「腰背部の問題に関連した健康上の理由」とのこと。

これを悲観して?

いや、健康状態が悪く、やはり突然の死だったのでしょうか?

ただ、原因は言えないと言っている報道もあるので、この「言えない」というのが気になります。

もちろん、情報が錯綜しているのだと思いますが。

ちょうどクランベリーズがスターダムを駆け上がっている時に街には彼らの曲が溢れていたので、突然の訃報に戸惑います。

クランベリーズの軌跡

ドロレス・オリオーダンの声がとにかく印象的なバンド。

いや、「声質」ではなく「歌い方」に特徴があるのです。

高音に行く時にコロっと裏声にひっくり返るのが特徴で、1度聴いたら忘れらない歌い方。

メロディアスが多くポップスだけど、オリジナル性もしっかり感じられるバンド。

クランベリーズ
Cranberries Live In BCN 10 4 2012.JPG

バルセロナにて(2012年)
基本情報
出身地 アイルランドの旗アイルランド リムリック
ジャンル オルタナティヴ・ロック
ポップ・ロック
フォークロック
活動期間 1989年 – 2003年
2009年 –
レーベル インタースコープ・レコード
ユニバーサルミュージック
メンバー ノエル・ホーガン
マイク・ホーガン
ファーガル・ロウラー
旧メンバー ドロレス・オリオーダン(1971-2018)

クランベリーズ (The Cranberries)は、アイルランドのロックバンド。 1989年結成。2004年以降活動休止中であったが、2009年活動再開。

ポップなアコースティック・ソング「リンガー」、政治色の濃いヘヴィなサウンドの楽曲「ゾンビ」など多数のヒット曲を出し、アルバムセールスは3,800万枚を超えている。代表曲の「ドリームス」は、映画『ユー・ガット・メール』の主題歌やキリンビバレッジ「生茶」のCMに採用された。また、香港の人気歌手フェイ・ウォンが「夢中人」としてカバーし、大ヒットさせた。

とにかく「Dreams」は瑞々しい感じで大好きでしたね。

ドロレス・オリオーダンがインタビューで急にヒットしたので戸惑った事を語ってます。

私の今までの人生って、18歳で突然有名になってしまったから、普通とは少し違うところを歩んできたと思うの。都会で育ってきていれば、それはまた違うように感じたかもしれないけど、田舎育ちでほとんど人がいないところから、いきなりインターナショナルなスターになってしまって。その差があまりにも激しかった。普通はいろんな体験をして、そこから大人になって自信を得て、強くなっていくのに、私はそういう体験ができなかったのよ。常に人々から見られてきて、自信のなさとか、パラノイアばかりが育ってしまって。だから、精神的にも大人になれなかったし、常に仕事をしていて友達もいなかった。外から見たら華やかで素晴らしい生活に見えるかもしれないけど、実際は朝の7時から夜中まで働き詰め。でも、実際に働くのを辞めてしまうと、仕事中毒というか依存症になってしまっていて、辞めると自分がどうしていいのかわからなくなってしまうのよ。6年間活動を休止してたのは、そういうことから逃れて、自分自身がどういう人間なのか、それを見つめる期間でもあり、そこで成長する期間でもあり、自分のためにはすごく良かったと思うわ」

VIBE-NET.COM インタビューより

香港の人気歌手 フェイ・ウォンが重なる。

香港映画「恋する惑星」フェイ・ウォンがクランベリーズの「Dreams」を「夢中人」というタイトルでカヴァーして日本でもクランベリーズと共にフェイ・ウォンが日本で人気になったのを覚えてます。

「恋する惑星」観たな。。。懐かしい。。。

彼女もコメントを出すかもしれませんね。

ただ、今のところコメントは出てないようですが、BBCのニュースサイトを見ると中国のweiboのユーザーがコメントを残しているようです。

やはり、日本を含むアジアでフェイ・ウォンを通して絶大な人気があるクランベリーズ。

「ドロレス・オーリオーダンがなければ、1994年にウォン・カウワイ(Wong Kar-wai )監督のドラマ・フィルムにも登場したフェイ・ウォンのカバーはなかっただろう」 。

「中国最大のポップスターの一人に大きな音楽的影響を与えたアイルランドの歌手。安らかに」とWeiboの別のユーザーが語った。

BBCより。

フェイ・ウォンのヴァージョンは→コチラ

私は、クランベリーズより、「恋する惑星」を観て先にフェイ・ウォンのヴァージョンを知りました。

ご冥福をお祈りいたします。
そしてご家族も、この悲しみを乗り越えて欲しいと思います。

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