北朝鮮は2017年6月13日、2016年1月に逮捕し、15年の労働教化形を科していた、アメリカ人の大学生オットー・ワームビアさんを釈放しました。
ただ。。。残念なのは、彼が「昏睡状態」だという事です。
どう言う事なのでしょうか?
オットー・ワームビアさんは、なぜ昏睡状態に?
実は、オットー・ワームビアさんは2016年3月の裁判の直後に、どうやら「睡眠薬」を与えられたようです。
そして、その後に目を覚ます事はなく、現在も昏睡状態のままなのです。
酷すぎます!
また、報道によると、収監されている間に「ボツリヌス中毒症」にかかったようです。
まだまだ、飛び込んできたニュースなので、詳細は不明です。
ただ、本人が目を覚まさないため経緯は本当にわからないままでしょう。。。
北朝鮮は、最初から昏睡状態にする方向だったのでしょうか?
アメリカ人を人質にしてトランプ大統領をジワリジワリと、圧力かけられたでしょうし、例え一般人だったとしても、昏睡状態にしない方がアメリカの情報を得る事ができたと思いますから。。。
「人体実験」だったのでしょうか?
それとも、この「ボツリヌス中毒」は食品の加工の仕方が不適切であったり、食事からの原因という事がありますから、たまたまだったのか。。。
または何か注射をされた時に、菌に冒されたのか。。。
オットーさんの家族は、いつ彼の状態を知ったのか。。。
気の毒な事に、約1週間前に知ったようです。
オットーさんがどんな状態だろうと、帰ってきてくれた事は家族にとって嬉しいに決まっていますが、それでも、やはり息子が昏睡状態であると言う事実は、本当に辛いと思います。
しかも、1年も前からだったとは。。。
ボツリヌス中毒症とは?
ボツリヌス中毒症(ボツリヌス中毒)は「食べ物」、「汚染土壌」、「傷口」などから感染し、早い段階での治療をしない場合は大変な症状になり、考えられる主な中毒症状は以下の3つです。
- 麻痺
- 呼吸困難
- 最悪は死亡
ボツリヌス中毒症には3種類があります。
- 乳児ボツリヌス症
- 食品媒介性ボツリヌス中毒
- 創傷ボツリヌス中毒
- 「乳児ボツリヌス症」
これは、ボツリヌス菌で汚染された食品として、ハチミツとか、コーンシロップなどを乳児に与えた場合に起こるものです。乳児、そして1歳未満の子供が多いようです。
ボツリヌス菌の胞子は乳児の腸で成長し、症状が出るとのことですが、大きくなった子供ですとか、大人は、この胞子の成長を防ぐ事ができるとのこと。 - 「食品媒介性ボツリヌス中毒」
これは、不適切に加工された缶詰や、家庭でボツリヌス菌がある食品を缶詰にしたもの。 ツナ缶、ベーコンやほうれん草、ハム、鶏肉、ソーセージなど。
なので、しっかり火を通した方が良いと思います。 - 「創傷ボツリヌス中毒」
ボツリヌス菌の胞子が傷口に入った時に発症するケース。
薬物使用による創傷ボツリヌス中毒症例は近年増加しているようです。
また、魚の缶詰も関係あるようですね。
あのオウム真理教が生物テロ兵器として使用たらしいです。
サリンだけだと思ってました。。。
また、女性にはシワ取りの特効薬としてボツリヌス毒素を使う事がありますので、ご存知の方もいると思います。
でも、このボツリヌス菌は猛毒です。
「ボツリヌス」は、ラテン語のbotulus(腸詰め、ソーセージ)から来ている言葉です。
ボツリヌス中毒の治療は?
調べてみると、以下の事がわかりました。
- 「抗毒素」の処方。
- 重症な場合は酸素吸入器が使用される。
その他詳しいことに関しては、曖昧な情報はダメですから、医療サイトでご確認ください。下にリンクを貼っておきます。
ボツリヌス中毒の予防は?
簡単ですが、3つほど。
こちらも、下に貼ったリンクで確認くださいね。
- はちみつやコーンシロップは一歳未満の乳児にはあげない
- 市販の缶詰で開封されているものや膨らんでいるものは捨てる
- 冷蔵庫で冷やせばいいというものでは無いので、とにかくすぐ食べる。
- よく火を通す。
これから夏になりますし、より注意して食品に関してはチェックしたほうが良いでしょうね。
まあ、この菌は夏だけに関係するわけではありませんが。
今回、とにかくオットーさんは昏睡状態。。。
回復の見込みはあるのでしょうか。。。
回復して欲しいですが、1年もの間の昏睡状態。。。
本当に北朝鮮は怖いです。
日本人の拉致問題は全く解決されていません!
拉致された人々が無事である事を祈るばかりです。
今回のこのニュースは拉致被害者家族にとっては、希望と落胆が入り混じったニュースだと思います。
現在のところ、オットー・ワームビアさんの解放についてアメリカが北朝鮮に対して「何か」を譲歩したのか、それともデニス・ロッドマンに何かを託し、それが原因だったのかは不明です。
とにかく、北朝鮮や中国など、様々なところに監視カメラがあります。
ましてや、北朝鮮です!
ポスターを剥がそうとか。。。無謀でしたよ。。。
国連は、私達日本の報道のあり方など色々と言う前に、北朝鮮問題に真剣に取り組んでいただきたいものです。
さて、今回の記事はいかがでしたか?
※ Top画像はBBCより。